ファルコンズ VS 法政大スパイダーズ(大会合宿)
2009年9月9日(金)   天候:快晴

スパイダーズ 0 0 0 2 1 0 0 3
ファルコンズ
0 0 0 0 1 1 2 4
バッテリー:番場-小林


 ■スタメン
1:早川(遊)
2:森田(二)
3:森山(中)
4:徳武(左)
5:田中(右)
6:寺澤(一)
7:小林(捕)
8:赤堀(三)
9:番場(投)
 ■ 詳細
諸々の困難を乗り越えて開催された大会合宿。
人数も2チーム分集まりBチームであるペニバンズが発足しました。
全試合の試合結果を詳細に書くと僕が腱捷炎になってしまうので
今大会で最も印象に残った試合の経過を載せます。
 
 
 
〜大会合宿初日〜
 
試合前、何気なく相手ブルペンを眺めていた僕は思わず目を疑った。
相手の長身左腕は130kmをゆうに越えているであろう球を投げ込んでいた。
この好投手をどう攻略するかが試合の鍵を握っているのは明らかだった。
 
そして試合は始まった。
 
 
1回表
先発の番場は持ち前のコーナーを突く投球を見せ相手を三者凡退に抑える。
 
 
そしてファルコンズの攻撃。
2番の森田が2ストライクから粘りを見せ出塁。
続く森山は三遊間を破るヒットを放ちチャンスを広げる。
しかし後続が倒れ無得点に終わる。
 
3回にもツーアウトから森田の二塁打でチャンスを作るがあと一本が出ない。
 
 
快調なピッチングを続ける番場であったが4回、相手打線に捕まる。
ツーアウトを取って迎えるバッターは相手の4番。
絵にかいたような巨漢。まさにジャイアン。やかましい。とにかくやかましい。
きっと彼が地球の気温を3℃くらい跳ね上げているのだろう。まさに温暖化の申し子。
そんな彼が放った打球はレフトオーバーの2塁打。打撃力は規格外であった。
そして続く打者にもレフト前にヒットを浴びる。先制点を取られてしまうのか。
 
 
しかしうちのレフトはサイボーグ徳武。簡単に点は渡せない。
 
 
            バックホーム!!!
 
 
 
彼がボールを放した刹那、僕は確信した。これは暴投だと。あかんと。
 
 
 
徳武の投げた剛速球は小林の頭上を遥かに越えバックネットに突き刺さった。
バックネットがなかったら今ごろ何人の民間人が犠牲になっていたかわからない。
徳武の背番号の上にはATOMIC-BOMBの文字が刻まれている。
広島と長崎の県民が見たらどう思うのだろう。不謹慎極まりない。ノーモアナガサキ。
 
 
続く打者にもタイムリーを浴びこの回2点を奪われてしまう。
 
 
5回表にも1点を奪われてしまいスコアは0−3となる。
 
 
 
このまま完封負けかと思われた5回裏、先頭の赤堀が相手エラーで出塁する。
そしてワンアウト2塁の場面で早川が右中間にツーベースを放ち1点を返す。
チャンスは続くがファルコンズの韋駄天早川がまさかの3盗失敗。
盗塁成功率100%の早川にとってこれが大学で初の盗塁失敗であった。
この後、しばらく彼は盗塁恐怖症に陥ってしまう。
盗塁をしない早川は無口な明石家さんまみたいなものである。
 
 
 
6回裏にも徳武の2塁打からの田中のセンター前で1点を返す。
 
 
 
番場は7回表も投げ切り7イニング無四球の6奪三振。
 
 
 
この時点でスコアは2−3。
 
 
そして最終回。ファルコンズの攻撃。
ワンアウトから代打の刈谷早川が連続四球で出塁。
続く森田はセカンドゴロに倒れ早川がフォースアウト。ついにツーアウト。
このランナー1、3塁の文字通りラストチャンスでバッターは森山
相手投手の球にも一層力が込められる。
そしてカウント2−2からの6球目。森山の打球が右中間に飛ぶ。
刈谷が帰ってまず同点。
ギリギリのタイミングではあったが1塁ランナーの森田は本塁へ突入。
中継からのバックホームが返ってきたが判定はセーフ。
代表森山のサヨナラヒットで緊迫したゲームにピリオドを打った。
 
 
 
この強敵を倒した勢いそのままに優勝を目指したかったが
翌日の2試合共に精彩を欠き惜敗してしまい優勝の夢は潰えてしまった。
 
 
 
その他の試合結果
 
VS成城大学ドジャース●(2-3)
  早稲田大学グラキャン●(3-4)
  早稲田大学グラキャン○(4-2)
   江戸川大学なんちゃら●(2-3)
 
 
 
勝った試合も負けた試合も1〜2点差の試合でした。
逆転する機会はあっただけに勝負弱さ、決定力不足を露呈した結果になりました。
投手人はそれなりに安定した結果を残しているだけに打撃力の強化が必須です。
特に赤堀、小林、寺澤の下位打線トリオには猛省を促したい次第ではあります。
 
 
 
なにはともあれ楽しい合宿でした。
参加してくれたみんなに感謝します。
 
 
しかしまだファルコンズの夏は終わってません。
 
      
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塾 内 ト ー ナ メ ン ト 開 幕
 
 
 
 
 
(文責 自由になれた気がした20歳の夜 森田)